Chello、Figmaでクライアントや大陸を超えて提供を効率化
Chelloは、シドニーとロンドンに拠点を置くフルサービスのクリエイティブエージェンシーであり、ブランド戦略と表現、クリエイティブおよびキャンペーンの開発、コンテンツ制作においてスタートアップやグローバルブランドと提携しています。

現在、Chelloでは業務の99%をFigmaで行っており、その範囲は戦略、デザイン、制作、クライアントサービスに及びます。Figmaは同社の提供システムとして定着しており、チームを迅速に立ち上げ、クライアントと共有スペースでコラボレーションし、地域や時差を超えて一貫して成果物をリリースするための反復可能な手法となっています。
こうした業務のリズムが、Chelloの国際的な事業拡大を支え、英国での拡張を後押しするとともに、新たに設立された2名のチームがわずか2か月で20件のプロジェクトを遂行することを可能にしました。
Figmaを使用して、Chelloでは以下のことが可能になりました。
- クライアントとのより良いコラボレーションを促進
- 特定のプロジェクトのターンアラウンドタイムを62%削減
- 初期ビルドの生産時間を3時間から1時間に短縮
- クロスファンクショナルのワークフローを効率化
- 創造的な幅を広げ、手作業を軽減
- 新しいチームメンバーのオンボーディング体験を改善
課題: コンテキストの切り替えにかかるコスト
Figmaを導入する前、Chelloのワークフローでは、プラットフォームやツールを切り替える必要がありました。そのコストは単なる不便さにとどまらず、業務上の足かせとなっていました。フィードバックが断片化され、引き継ぎのたびに摩擦が生じ、「最終」成果物を納品するために何度もエクスポートを繰り返す必要がありました。
また、オンボーディングもボトルネックとなっていました。新入社員やフリーランサーを迎え入れる際には、ファイルやフォント、ガイドラインを手作業で共有する必要があり、標準化がほとんど図られていないことが多かったのです。
チームが拡大するにつれて、統一され、迅速に動き、完全に同期された仕事場の必要性は、もはや無視できないものとなってきました。
ソリューション: ChelloのエージェンシーオペレーティングシステムとしてのFigma
Figmaの導入は、Chelloの成長を拡大するための運用の要となりました。「Figmaでは、リサーチから提供までのプロジェクト全体を扱うことができます。チームはファイルを追いかける時間を減らし、成果を生み出すことに注力できるようになります。業務の流れが格段にコンパクトかつ迅速になるのです」と、Chelloの共同創業者兼エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを務めるTristan Velascoは述べています。
各クライアントには専用のワークスペースがあり、ライブデザインシステム、最新のガイドライン、それにリアルタイムで進化するブランドアセットが揃っており、すべての人にとって信頼できる唯一の情報源が提供されます。

Chelloは、大規模に配信するために、次のFigma製品を使用しています。
- FigJam: クライアントとの初期スコーピング、発見、ワークショップに使用します。カスタムテンプレートはチーム間の認識を迅速に揃え、リアルタイムでのコラボレーションを促し、プロセスの後半の工程で時間を節約するために早期の賛同を確立します。
- Figma Design: インタラクティブなプロトタイプ、常時更新されるデザインシステム、および再利用可能なテンプレートを使用して、エンドツーエンドの実行を強化します。これにより、静的なレポートを置き換え、より迅速で柔軟な提供が可能になります。
- Figma Slides: クリエイティブとクライアントのコラボレーションを1つのインタラクティブな空間に集約します。テンプレート化されたデッキには、クリエイティブ、コピー、管理者用のリンクが明確なステータスラベル付きで収められており、チームはプラットフォームを切り替えることなく、アイデアから承認へと移行できます。
- Connected Project: クライアントの同期をすべての地域で維持します。共有ライブラリ、ツールキット、最新のブランドアセットを活用することで、シームレスなコラボレーション、承認プロセスの迅速化、そして容易な拡張を実現します。
- Figma Make: 手作業を自動化し、Webサイトのスコープ設定やビジュアル生成などのよりスマートなワークフローを可能にすることで、チームが戦略に集中できるようにします。また、クリエイターが従来の役割の枠を超えて探求できる、より学際的な文化を育んでいます。
バージョン管理とPDFの時代を覚えています。信頼できる唯一の情報源がなかったため、ファイルを頻繁に紛失していました。Figmaはすべてを一か所に集約するので、私たちの働き方が根本的に変わりました。
— Chello、共同創業者兼エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター、Tristan Velasco
デザインシステムでオンボーディングの摩擦を排除する
Chelloがイギリスにオフィスを開設したとき、APACチームがすでに構築していたFigmaの基盤があったおかげで、設定を容易に複製し、新しいチームを迅速に稼働させることができました。
「新しいスタッフはChelloについて理解し、新しいブランドに慣れ、その上で業務プロセスを学ぶ必要があります。負担は大きいです。すでにFigma内に機能していた基盤があることは、大きな強みでした」と、Chelloのアソシエイト・クリエイティブ・ディレクターを務めるNatalie Wongは述べています。

Chelloでは、静的なPDFやデッキに頼るのではなく、Figma Designを使用してアクティブなブランドシステムを構築しています。これらは通常、専用のFigmaチーム内の共有デザインファイルやライブラリに格納されており、社内チームとクライアントの両方が、最新のガイドライン、アセット、注意事項を一か所で確認できるようになっています。すべてがリアルタイムで一元管理されているため、更新は即座に反映されます。リンクを共有するだけで、全員が同じ信頼できる情報源を確認できるようになります。
この設定により、連携とオンボーディングが改善され、新入社員、フリーランサー、クライアントを問わず、誰でもすぐに業務に参画し、即戦力として活躍できるようになります。
更新が簡単で、既存のリンクに自動的に反映される唯一の信頼できる情報源がある方が、はるかに楽です。リンクを再共有したり、PDFとしてエクスポートしたりする必要がありませんから。
— Chello、アソシエイト・クリエイティブ・ディレクター、Natalie Wong
Klaviyoとのゼロボトルネック環境
ChelloはFigmaを活用し、マーケティングオートメーション企業のKlaviyoとの業務を地域横断的に拡大しました。具体的には、APACアカウント向けに構築された社内システムを複製し、EMEA地域への展開を支援しました。これにより、時差を越えた昼夜を問わないシームレスなワークフローが実現しました。
Connected Projectを活用することで、KlaviyoのEMEAチームは、CTAや見出しの差し替えといった小さな変更を、ChelloのAPACチームを待たずに実施できるようになりました。編集作業は非同期で行われ、KlaviyoのEMEAチームがオフラインの間に、ChelloのAPACチームが配信することもよくあります。また、Klaviyoのデザインチームがアセットやドラフトを投入すれば、Chello側がそれを引き取って、やり取りやファイルの重複作成なしにキャンペーンを展開できます。
「Figmaを中核とする組織として、私たちはFigmaのAIや自動化機能を活用し、KlaviyoとChelloの連携をより強化することができました。ブランドの整合性を損なうことなく、時差を超えて迅速に業務を進めることが可能になりました」と、Klaviyoのブランド・クリエイティブ・イベント担当VPを務めるNathaniel Eberleは述べています。
また、チームではFigma Slidesを活用し、大規模なブランドキャンペーンやイベントから日々の業務のアップデートに至るまで、あらゆる情報をKlaviyoと共有しています。インタラクティブでテンプレート化されたデッキは、クリエイティブやコピーのマスタードキュメントとして機能し、パイプラインや配信シートへのクイックリンクも組み込まれています。明確なステータス表示により、チームメンバーは誰でも、アセットが製品開発や承認プロセスのどの段階にあるかを把握できます。これにより、フィードバックの合理化、プラットフォーム間の切り替え回数の削減、そして承認プロセスの迅速化が実現しています。
Chelloはプロセスを合理化し、ターンアラウンドタイムを約62%短縮するために「Klaviyoファネルシステム」を開発しました。これにより、完全なファネルセットが1時間20分からわずか30〜40分に短縮されました。Figma Design、Figma Make、およびAIベータ機能を活用して構築されたこのシステムは、反復的なキャンペーンタスクをスケーラブルな提供エンジンに変えることで、戦略、クリエイティブ、制作をシームレスなワークフローで結びつけています。
その効率をさらに高めるため、ChelloはFigma Buzzを活用してデジタル広告のテンプレートを作成する予定です。これにより、サイズ変更のスピードアップやキャンペーン管理の簡素化が図られ、手間をかけずにコピーを微調整できるようになります。
Shopifyと共に世界的なブランドビジョンを整合する
Chelloでは、Connected Projectを活用してShopifyのような長期的なクライアント向けに共有Figmaワークスペースを構築し、Shopifyのグローバルブランドビジョンと密接に連携しながら、APAC向けの迅速なローカライズを支援しています。常時利用可能なワークスペースにより、両チームは時差を超えてリアルタイムまたは非同期でコラボレーションでき、引き継ぎ時の摩擦を軽減し、業務を円滑に進めることができます。

「クライアント側では、チームメンバー全員がFigmaにアクセスできるため、シームレスなコラボレーションが可能でした」とTristanは言います。これにより、ブリーフから公開日までのプロジェクトサイクルが短縮され、Chelloが自信を持ってShopifyのブランドを拡大するのに役立ちました。
Connected Projectを利用することで、Figmaはクライアント固有のアセットを管理する動的な拠点となりました。フォント、カラー、16進数コードなどが専用のFigmaチームに直接組み込まれています。すべてがチームレベルで事前にロードされているので、誰かがデザインファイルを開くと、適切なツール、スタイル、システムがすでに整っている状態です。
構造化された創造性を実現する場としてのFigJam

Chelloは、複雑なWebサイトプロジェクトやクライアント向けワークショップにおいて、スコーピング、コラボレーション、および方向性の調整を行うための基盤ツールとしてFigJamを活用しています。Webサイトのスコーピングワークショップを通じて、Chelloとクライアントは、アーキテクチャ、コンテンツ、戦略についてリアルタイムでともに検討することができます。クライアントは付箋を追加することで参加できます。この直接的な参加により、最初から強い当事者意識が生まれ、クライアントのコミットメントが高まります。
あるスコーピングセッションでは、参加者が「これまでで最高のワークショップ」と称賛しました。「FigJamがなければ、これほどのエクスペリエンスは得られなかったでしょう」とNatalieは言います。
サイトアーキテクチャが構築されると、作業はFigma Designに移行します。このプロセスにより、すべてが1つの連携したワークフロー内で管理されるため、コンテキストの切り替えが削減され、各段階でチーム間の連携が維持されます。

素晴らしいのは、プロジェクト全体がFigmaにあるという点です。つまり、リサーチから戦略策定、そして成果物に至るまで、すべてを一元管理できるのです。
— Chello、共同創業者兼エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター、Tristan Velasco
Figma Makeで視野を広げる
Figma MakeのAIを活用したデザインツールにより、Chelloはより実験的な取り組みに挑戦できるようになり、アイデア主導の学際的なクリエイティブ文化への道が開かれました。シニアクリエイターたちはすでにこのツールを活用し、制作のスピード化とクリエイティブな表現の幅を広げています。
Chelloのデザインリードの1人が、ブランド固有のビジュアルを生成するバリアブルスライダー付きのツールを作成しました。このツールにより、初回構築に3時間、繰り返しに30分かかっていたものが、セットアップに約1時間、新しいバリエーションは数秒で生成されるようになりました。また、チームは、Webサイトのスコーピングやサイトアーキテクチャの分析にMakeを活用し、デザインスケジュールの見積もりをテストしています。これにより、スコープをより正確に設定できるほか、通常は手作業で時間がかかる工程を自動化することが可能になりました。
Figma Makeのおかげで、チームは多くの面で手作業の負担を軽減し、クリエイティブなアイデアをより簡単に形にできるようになりました。メンバーは従来の役割の枠を超えて活動できるようになり、成果物の作成スピードが向上しただけでなく、より学際的で柔軟性のあるチーム文化が育まれています。
Chelloチームはさらに一歩踏み込み、AIトレーニングセッションを実施することで、役割を超えた自信を育み、共通の基盤を確立しました。この取り組みにより、デザイナーがモーション制作に挑戦したり、コピーライターがものづくりに取り組んだりするなど、チームがより学際的な組織へと進化するのを支援しています。
「スキルがより交差するようになれば、同じ言語で話すことが上手くなると思います。アイデアをより具体的な形に変えることができるため、アイデアが抽象的なものではなくなるでしょう」とTristanは述べています。
Figmaとともに、より広範で大胆なブランド主導の未来を築く
Chelloは、Figmaを単なるツールの集合体以上のものだと、チームが一丸となって迅速に方向性を定め、構築し、成果物をリリースするための基盤だと捉えています。
私たちは早い段階から、自社のワークフローに合わせてFigmaを活用してきました。当社のような代理店のニーズに応えるべくFigmaが成長していく姿を見て、より大きな存在へと進化したように感じます。今やFigmaは、私たちがともに方向性を定め、構築し、より迅速に成果物をリリースするためのオペレーティングシステムになりました。
— Chello、共同創業者兼エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター、Tristan Velasco
クライアント、チーム、そしてタイムゾーンを巧みに調整しながら業務を行う現代の代理店にとって、そのオペレーティングシステムはビジネスへの影響として具現化されます。すなわち、チームの立ち上げの迅速化、クライアントとのより円滑なコラボレーション、そして高い提供能力です。
今日、Figmaはより広範で大胆なビジョンを支えています。それは、よりブランド主導であり、より学際的であり、そして現代のクリエイティブチームの実際の働き方に、より合致したビジョンです。
Figmaを活用してデザインの規模を拡大するには
企業がFigmaを活用してデザインの規模を拡大する方法の詳細については、当社までお問合せください。
Figmaを活用してデザインの規模を拡大するには
優れたデザインは、製品やブランドを差別化する可能性を秘めています。しかし、偉大なものは一人では作れません。Figmaは、製品チームを迅速かつ包括的なデザインワークフローで結びつけます。
企業がFigmaを活用してデザインの規模を拡大する方法の詳細については、当社までお問合せください。
Figmaの主な特長:
- デザインのアイデア出しから、作成、構築までデザインプロセスにおけるすべてのステップを1カ所に集約
- 全社共有のデザインシステムでデザインワークフローを加速
- Webベースでアクセスしやすく、使い勝手に優れた製品で、製品チームのプロセスにおける包括性を促進